今、やるべきことを、
粛々とやっていればいい。
取材中、平久保社長の楽しくて前向きなインタビューに、みんなが愛にあふれました
―――コロナ禍の影響はどうだったのでしょうか?
平久保氏:店舗のほうも徐々にオープンさせていただいて(5月28日当時)、たくさんお客さまが来てくださって。うち30年になるのですが、やってきてよかったな、間違ってなかったなっていう、胸をなで下ろしている次第です。やってきたことが間違ってなかったっていうのは、今、お客さまが証明してくれているかなと。この恐ろしいご時世に、出るのも大変なのに、オープンしたから、来ていただける。自粛中も待ち遠しいと、まだ開かないのっていう多くのお客さまのお言葉に支えられながら、今、本当に感動と感謝で、それしかないですよね。
本当に、いつまでこれ続くのかなと思って、悩んでいたんですけど。でもいつかはオープンするときもあるだろうと。その間に、今やらなければならない、オムニチャネルだとかそういう仕組みをつくっておくとか、今できること、やるべきことを粛々とやっていればいい。そんな風に考えていました。スタッフのみんなも、ホームステイしながらフィッティングの勉強をしたりとか、お客さまのカルテを整理したりとか、やらなければならないことは結構いろいろ、たくさんあったようです。今までたくさんのお客さまをサポートするのに大変な毎日だったので、今はいろんな意味で、立ち止まって考えるいい時期になったのではないかと思います。私も含めてですけど、社員も含めてそういうタイミングだったのでしょう。
私たちのお客様は
全部がロイヤルです。
平久保氏:私たちのお客様は、美意識が高く、こだわりを私たちにお求めになるので、そういうお客さまをさらに美しく磨き上げて、お客さまの価値を高めて、ご期待を沿えるように返していくっていうことが、われわれのやるべきことだと、今、また改めてそう思います。そういう意味でも私たちのお客様は全部がロイヤルです。
愛あるお客様、愛あるスタッフ、愛ある仲間と、同じ共有する価値観がそこにあれば、本当にみんなで助け合って、今も頑張っていけますし、和気あいあいと、でもみんな切磋琢磨しながら、生き生きしている。そんな姿を見ていると、それだけでも本当に幸せです。
コロナ禍においてもお客様との絆に揺るぎのないゴールドフラッグ。それは、お客様だけが熱狂的なファンになっているだけでなく、ゴールドフラッグのスタッフも、お客様の美しさ“BRADELIS Beauty”に熱狂的なファンであること、その熱狂を分かち合えていることでかなえていました。パーパス推進のキーとなる「共鳴感情」がここにあると思います。今回でゴールドフラッグのRashiiストーリーは終わりです。最後までお読みいただきありがとうございました。